家庭用蓄電池の寿命はどれくらい?劣化を早めるNG行為はコレ!
地球環境にやさしく、電気代の節約にもなると話題の「家庭用蓄電池」。近年では災害や震災など緊急時の備えとして導入される方も多くいます。しかし導入することで満足してしまい消耗品であるということを意識しないまま使用している方も多いです。今回は、蓄電池の寿命を縮めてしまう誤った使い方やより長く快適に使うための方法を紹介します。
家庭用蓄電池の寿命はどれくらい?
家庭用蓄電池の寿命は、一般的に10年間または4,000サイクルが目安といわれています。ただこの目安量を超えたからといって、すぐに使えなくなってしまう訳ではありません。蓄電池は繰り返し使用することで、少しずつ使用できる容量が少なくなっていきます。容量が少なくなることで、導入当初に比べ、使い勝手が悪くなってしまう期間や回数の目安が寿命と呼ばれています。イメージとしては、購入時のスマートフォンと使い始めてから2~3年ほど経過したスマートフォンを思い浮かべていただくとわかりやすいかもしれません。
では、具体的に寿命について解説します。「10年間という期間は、わかるけどサイクルって…」と思う方が多いと思います。サイクルとは、充電と放電をセットにしたもので、充電量0%の状態から100%になるまで充電し、その充電された電気を0%になるまで使い切ることを1サイクルと呼びます。
そのため、容量の大きなものは蓄えられる電力量が大きく、使い切るまでの時間も長くなるので「1サイクルの時間が長い=寿命も長い」といえます。現在さまざまな種類の蓄電池が出ていますが、主流であるリチウムイオンバッテリーの場合、前述の通り4,000サイクルが寿命といわれており、それを年数で換算すると10年ほどになります。しかし、寿命はあくまでも目安です。4,000サイクル使用していなかったとしても10年ほど経過すると、電池以外の部品が経年劣化により壊れてしまうこともあるので、ご注意ください。
蓄電池の劣化を早めるNG行為
スマートフォンなどを始めとする電子機器の充電については、皆さんもさまざまな噂を耳にしたことがあるのではないでしょうか?「充電が100%の状態で充電を続けるとバッテリーが劣化する…」「0%まで使い切ってから充電した方がよい…」「充電は100%にせず50~70%ぐらいで使う方がバッテリーに負荷が掛からない…」など、根拠に基づいたものから都市伝説のようなものまでさまざま。
なぜこんなにもさまざまな噂があるのかというと、バッテリーの種類の違いが理由の一つといえます。以前主流だったニッケル水素バッテリーやニッカドバッテリーの場合、0%まで使い切らずに充電をすると、まだ電力が残っているにも関わらず、その状態を0%と記憶してしまう「メモリー効果」という現象がたびたび発生していました。
そうするとまだ充分に充電が残っていても、充電が不足していると認識され、ひどい状態になると機器が動かなくなってしまいます。このようなことを経験した方が、途中充電は絶対にNGといい始めたのが、世の中に広まったきっかけと考えられます。
それでは、現在主流であり家庭用蓄電池にも利用されているリチウムイオンバッテリーの場合はどうでしょうか?まず、リチウムイオンバッテリーの場合、メモリー効果は発生しないので、途中充電を避ける必要はありません。しかし、さまざまな注意点の中でもとくに意識して気を付けなければならないのは「高温」と「過充電、過放電」です。
一つ目の「高温」ですが、蓄電池は熱に弱く、25℃を超える環境で長期間使い続けると、内部の劣化が進み、サイクル数を縮めてしまう原因となります。そのため、設置する際には一定の温度で利用できる場所はどこかを考えることが大切です。
次に二つ目の「過充電、過放電」ですが、充電が100%の状態なのに充電をし続けていたり、逆に充電が0%の状態で長期間放置することは劣化を早める原因となります。とくに、充電0%状態での長期間放置は、過放電となり、最悪の場合、蓄電機能を失う恐れがあるので、注意が必要です。
家庭用蓄電池の寿命を伸ばす方法!
それでは、家庭用蓄電池をできるだけ長く快適に使うためにはどのようなことに注意すればよいのでしょうか。一言でいえば、前述した「蓄電池の劣化を早めるNG行ため」をしないことが寿命を伸ばす一番の方法といえます。
まずは「高温環境に設置しないこと」です。25℃を超える環境は蓄電池にとって、常に負荷が掛かる状況です。高温環境に設置してしまうことはそれだけで蓄電池の寿命を縮めることにつながります。家庭用蓄電池の導入を具体的に検討するのであれば、導入する蓄電池のサイズに合わせた最適な設置場所を事前に決めておくことが重要です。
もう一つは「過充電・過放電しないこと」です。念のためと100%充電されているにも関わらず充電を続けてしまう過充電も、しばらく使用しないからと充電をせず、0%の状態で放置してしまう過放電も、蓄電池の劣化を早める原因となります。細かなことですが、使用するときに意識するかしないかで、蓄電池の寿命は大きく変わります。長期間快適に使い続けるためには日々の心掛けが大切です。
地球環境にやさしく、電気代の節約にもなると話題の「家庭用蓄電池」ですが、誤った使い方をして短期間で交換や修理を繰り返していては、元も子もありません。蓄電池を選び時は、各メーカーの仕様を充分に確認した上で、あなた自身が無理なく使い続けていけるかということも考えて最適なものを選んでくださいね。
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