蓄電池を設置するまでの大まかな流れとは?具体的な手順を把握しよう!
蓄電池を設置したいと考えた時、どういった作業手順で進めていくのかよくわからないといった方も多いでしょう。設置する前に知っておくことで安心して依頼をお任せできますよね。今回は蓄電池を設備するまでの大まかな流れと具体的な手順について紹介していきます。
蓄電池を設置するまでの大まかな流れとは?
蓄電池を設備する時にはどういった手順で作業が行われていくのか大まかな流れを見ていきましょう。
■現地調査
蓄電池の設置を行う前に蓄電池を購入した販売店や専門の設置・施工業者にまず現地調査をしてもらいます。現場調査は依頼者の希望を聞きながら設備基準に基づき蓄電池の設置場所を決めていきます。その際、蓄電池モニターや特定負荷分電盤の設置場所、パワコンの位置を確認します。所要時間はだいたい1時間程度は見ておくとよいでしょう。また可能であれば太陽光の状態も点検してもらうと安心です。
■打合せ・見積もり
現場調査を行った後、設備・施工業者と打ち合わせを行います。見積もり作成してもらえるのでこの時点で大まかな費用を確認できます。打合せと概算費用に問題がなければ改めて詳細に金額を算出し正規の見積もり作成が行われます。この正規の見積もりが実際に蓄電池の設置にかかる費用になります。
■基礎工事
蓄電池を屋内に設置する場合には必要ありませんが、屋外の設置であればコンクリート基礎、もしくは簡易基礎の設置が必要です。多くの場合はコンクリート基礎を打って安定した設置スペースを作り蓄電池を設置しますが蓄電池のメーカーや形式によっては簡易基礎を用いる場合があります。
■設置工事
設置工事は一般的に蓄電池本体、パワーコンディショナー、モニター、電源切替ボックス、専用ブレーカーなどを設置する工事です。蓄電池は相当な重量があるので複数人で持ち運びを行います。コンクリート基礎にヘアーアンカーボルトで倒れたりしないようにしっかり固定します。
■配線工事
設置した各機器の配線をつなぐ工事です。基本的には蓄電池本体、パワコン、住宅分電盤、特定負荷分電盤といった流れで配線を繋いでいきます。場合によって蓄電池とパワコンの間にコンバータという機器が入るケースもあります。太陽光発電をすでに利用している場合は太陽光発電のパワコンと蓄電池のパワコンを配線で接続しなければいけません。
ハイブリット型のパワコンを設置する場合は、現在使用しているパワコンを一旦取り外しハイブリット型のパワコンへの置き換えが必要です。さらに通信ユニットが必要な場合にはLANケーブルやWi-Fiなど無線設定も行います。
■蓄電池の設定・動作確認
蓄電池の設定や動作確認を行います。設定はパワコンや専用コントローラー、表示器で行います。設定は経済モードや安心モードなどを決めるモード設定、停電時の充電電力、蓄電残量の設定を決めます。よくわからない時は業者に相談し内容をしっかり理解した上で設定を行うことが大切です。設定がすべて終わったら最後に正常に蓄電池が作動するか確認をします。問題がなければ設置工事は完了です。
蓄電池を設置するのに必要な手続き
蓄電池を設置するには必要な手続きがあります。手続きには具体的に3つの申請が必要になります。
■電力申請
蓄電池の導入には電力会社との接続契約に関わる申請が必要になります。申請方法や申請書式は電力会社によって異なります。インターネットでの申請も可能ですが大半は設備業者が行ってくれるのでお願いしてもよいでしょう。
■補助金申請
国が行う蓄電池の補助金制度の利用はさまざまな要件をクリアしなければいけません。要件を満たして申請が通れば補助金が交付されます。国だけではなく自治体でも蓄電池の補助金制度を実施している所もありますので、住んでいる都道府県の各自治体で確認しておきましょう。
また補助金の申請には申請期間があり、これを過ぎてしまうと補助金の交付を受けることができませんし、補助金申請が多い場合には予算がなくなってしまい募集終了ということもあります。必要な書類は自治体によって異なるので申請前に窓口で確認しましょう。
ほとんどの自治体での申請は、蓄電池の工事をはじめる前に行います。業者との打ち合わせの際、補助金申請を利用したいことを業者に伝え、自治体で確認した必要な書類を用意し窓口に提出しましょう。具体的には、助成金交付申請書やその他の書類などです。その後、自治体が審査を行い審査が通れば補助金交付の決定通知や請求書が郵送されます。業者によって蓄電池設置工事が完了したら完了報告書や請求書など添付書類を自治体に提出します。自治体が書類を確認後、助成金の交付額が確定し該当する金額が交付されます。
審査から補助金が交付されるまでは約1か月半かかるでしょう。自身で補助金申請を行うことがむずかしいといった場合には業者に相談するか、費用はかかりますが補助金代行サービスを利用する方法もあります。補助金制度を利用できればお得に蓄電池を設置できるので、早めに準備しておくことが大切です。
■事業計画認定書・蓄電池の仕様書
太陽光発電と蓄電池を併設する場合、事業計画認定書が必要になります。太陽光発電がない場合には申請する必要はありません。また10kwh未満の太陽光発電であれば申請しなくてもよいケースもありますので申請前に確認しましょう。
申請内容は「自家発電設備等の設備の有無」を有で申請し種類を蓄電池とします。蓄電池の設置位置が太陽光発電のパワコンよりも発電設備側か電力系統側か区分軽量の可否を記入します。そのほかに添付資料として配線図、構造図、蓄電池の仕様書が必要になります。
蓄電池導入の一般的な費用相場と工事期間
蓄電池導入にかかる費用相場は一般的に本体+工事費で約80万円~250万円程かかるといわれています。蓄電池の容量、大きさ、設置業者によっても費用は異なります。とくに気を付けなければいけないことは、施工業者によって請求額や内訳が違うということです。悪質な施工業者であれば、相場よりも高額な工事費を請求するケースもありますので注意しましょう。
費用、工事のクオリティの観点から最初から業者は1つに決めずに複数の業者に見積もりを出してもらい工事費を比較しましょう。その際、工事内容、設置後のアフターフォローの金額や内訳もしっかり確認しておくのがおすすめです。
蓄電池の契約をしてから設置までの工事期間は住宅の状態や蓄電池の種類、台数によって異なりますが約1~3日かかるといわれています。蓄電池を設置する時に基礎工事がある場合には水平で高さのあるコンクリート基礎を設置します。このコンクリート基礎が固まるには1~2日かかるため設置工事は別の日に行われます。そのため基礎工事ありの蓄電池設置は2~3日かかります。土台がしっかりしていて簡易基礎でも可能な場合はそのまま設置を行うため1日で作業をすべて行うことができるでしょう。
今回は蓄電池を設置する大まかな流れと具体的な手順について紹介しました。蓄電池の設置は早ければ1日~3日と難しい工事ではありません。しかし、手続きや申請を通す前に工事をはじめてしまえば補助金が交付されない、など思わぬトラブルが起こってしまうこともありますのでしっかり確認しておきましょう。蓄電池を設置したいと考えている方は参考にしてみてくださいね。
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