蓄電池は購入するのとレンタル・リースするのとどっちがお得？

公開日:2022/07/15　　最終更新日:2022/07/19

出雲で蓄電池の設置を考えている方、レンタル・リースのサービスがあるのをご存じでしょうか。月額料金を払うことで使用できるため、初期費用を抑えて導入できます。しかし、デメリットもあるため、慎重に検討する必要があります。この記事では、レンタル・リースと購入した場合のメリット・デメリットについて解説しましょう。

蓄電池のレンタル・リースサービスがある
蓄電池のレンタル・リースサービスのメリット・デメリット
蓄電池を購入するメリット・デメリット
蓄電池は購入とレンタル・リースのどっちがお得？

蓄電池のレンタル・リースサービスがある

蓄電池のレンタル・リースサービスとは月額料金を払うことで、蓄電池を契約期間中借りることができるサービスのことです。契約期間は一般的に10年から15年で、月額料金の中に機器代金、工事費用、メンテナンス料金が含まれていることが多いです。蓄電池のメーカーや電気容量はあらかじめ決められており、利用者は提示されたものの中から選択して契約し、使用することになります。

蓄電池のレンタル・リースサービスのメリット・デメリット

リース・レンタルサービスで支払うのは、月額料金のみです。高価な初期費用を払うことなく蓄電池を使用できることがメリットとして挙げられます。蓄電池を購入する場合は、本体価格に加え設置費用が別途かかります。高価な初期費用がかからないため、導入までの敷居が低いこともメリットです。そのほかメンテナンス費用や廃棄の際の費用もかかりません。

デメリットとしては、基本的に中途解約ができないことが挙げられます。契約期間は10年から15年であることが多く、契約期間満了までに解約する場合は違約金を支払う必要があります。また、蓄電池は業者が提示したものの中から選ぶことになるため、自分で好みの蓄電池を選ぶことができないこともデメリットです。さらに、蓄電池のレンタル・リースを行っている業者は非常に少ないため、住んでいる地域によってはサービスを受けることができません。

蓄電池を購入するメリット・デメリット

メーカーや電池容量などを比較して、蓄電池を自由に選択できることがメリットです。太陽光発電と蓄電池を併用し、効率的に使うことができるハイブリット蓄電池を導入することも可能です。また、蓄電池は高価ですが、地方自治体や国の助成金制度を活用することで費用の一部を補填できます。うまく活用することで初期費用を大幅に抑えて導入することが可能となります。

デメリットは、やはり初期費用やメンテナンス費用がかかる点です。本体価格に加えて設置費用もかかるため、導入の際はどうしても高額になりがちです。一度導入してしまえばリース・レンタル料がかからないため費用負担は少ないですが、故障時にいつまでも部品があるとは限らず、メンテナンス不可能となる可能性もあることを考慮しておく必要があります。

蓄電池は購入とレンタル・リースのどっちがお得？

では蓄電池の購入とレンタル・リースではどちらがお得なのでしょうか。

■レンタル・リースが適している場合

用意できるお金が潤沢ではなく、導入の初期費用を抑えたい場合はレンタル・リースが適しているといえます。ライフステージに応じてお金が必要となる時期はさまざまなので、ほかにお金を回したいなどの場合は蓄電池の購入を避けるほうが無難です。また、蓄電池の導入費用は高価になりがちなので、試しに導入してみるといった場合には初期費用が抑えられるレンタル・リースが適しています。

また、子どもが進学、結婚などで家を離れる可能性がある場合は将来的に電力の消費量に影響します。短期スパンでの環境変化が見込まれる場合にも契約期間が短いレンタル・リースが適しているのです。

■購入するほうが適している場合

蓄電池の種類に縛られることなく、自由に導入したい場合は蓄電池の購入を選びましょう。種類の選択が自由になるため、太陽光発電と蓄電池のハイブリット蓄電池とすることも可能となります。初期費用が高額になりがちですが、助成金制度を得られる地域に住んでいる場合においては費用を抑えて導入できます。また、長期間蓄電池を使用する場合は、レンタル・リースよりもお得になる場合があるのです。蓄電池の節電効果や売電の利益などを考慮して費用回収ができる見込みがあれば購入のほうがお買い得といえます。

また、子どもが独立済みであるなど、短期的に家族構成が変わらない場合は電力需要の極端な増減が見込まれません。蓄電池を頻繁に変更するなど、仕様変更の必要が少なくなります。そのような場合、長期の使用でお買い得となる購入のほうが適しているといえます。初期費用、契約期間などさまざまな要素を考慮した結果、レンタル・リース代金を払い続けるよりもお得であると考えられる場合は、蓄電池の購入を検討してみてはいかがでしょうか。

蓄電池の購入とレンタル・リースのメリット・デメリットについて確認しました。基本的には初期費用、契約期間を元に決定するのがよいでしょう。また、家族のライフステージは変化するものであり、家族構成も変わっていきます。ニーズの変化も考慮にいれたうえでレンタル・リースにするのか、購入するのかを決定するのがよいでしょう。出雲で蓄電池の設置を考えている方、蓄電池の導入にはレンタル・リースのサービスを使用するという選択肢もあります。サービスを利用することを含めて検討してみてください。