悪質な蓄電池の施工業者の特徴とは？見極め方を身に着けよう！

公開日:2021/08/01　　最終更新日:2021/07/30

近年では災害や省エネ対策として蓄電池を導入する人が多くなり、同時に蓄電池の施工業者も増えてきました。しかし、中には悪質な施工業者も存在するため注意が必要です。そこで今回は、悪質な施工業者の特徴を詳しく解説します。信頼できる施工業者の見極め方もお教えするので、しっかりチェックして参考にしてみてください。

悪質な蓄電池の施工業者の特徴とは？
悪質な蓄電池の施工業者とのトラブルを避けるためには？
信頼できる施工業者を見極める方法を解説！

悪質な蓄電池の施工業者の特徴とは？

悪質な施工業者による被害を未然に防ぐためには、悪質な施工業者の手口を知ることが効果的です。そこで、悪質な蓄電池の施工業者の特徴を解説します。

■強引に契約させる

何回も自宅を訪問したり、電話をかけたりしてくる施工業者は要注意です。悪質な施工業者は、高額な蓄電池を販売するために強引に契約を迫ります。しかし、契約を拒否する相手に対して、強引な勧誘を続けることは法的にも許されません。契約を断ったにもかかわらず、押しかけてくる施工業者には気をつけましょう。

■ニーズに合わない蓄電池を提案してくる

悪質な施工業者は、1つの商品を大量に安く仕入れて販売しています。しかし、その商品が購入者のニーズに合う蓄電池とは限りません。使用する家庭環境やライフスタイルによっては、その蓄電池が適さない場合もあるのです。そのため、1つの商品しか提案しない業者や、特定の商品以外の知識がない業者には注意しましょう。

■嘘の情報で不安をあおる

嘘の情報で不安をあおる施工業者も存在します。たとえば「太陽光発電システムを導入するなら、必ず蓄電池も設置しなければならない」「蓄電池の購入費用は数年で元が取れる」などです。なお、太陽光発電システムを導入しても蓄電池の設置は義務ではありません。

また、蓄電池は電気代の節約にはなりますが、購入費用の元を取るのは難しいといえます。なぜなら、購入費用の元を取るためには10～20年ほど蓄電池を使う必要がありますが、家庭用蓄電池の平均寿命は10～15年だからです。それでも、蓄電池の導入にはさまざまなメリットがあります。嘘の情報に騙されないように気をつけてください。

■安さのみを強調する

蓄電池を設置する際に「工事費用が無料」「キャンペーン期間中は割引価格」「モニター価格」など、安さのみを強調する施工業者には注意が必要です。安く蓄電池を設置したはずが、トータルの金額を見ると相場よりも高くなったというケースもあります。安さだけでなく、トータルの金額が適正かどうか確認しておきましょう。

悪質な蓄電池の施工業者とのトラブルを避けるためには？

トラブルを避けるためには、悪質な施工業者と契約しないことが大切です。そこで、悪質な施工業者を回避する方法について解説します。

■相場料金や助成金制度について調べておく

蓄電地を購入する前に、相場料金を調べておきましょう。悪質な施工業者によるトラブルで最も多いのは、高額な費用を請求されるケースです。事前に相場料金を把握しておけば、施工業者が提示する価格が適正かどうかわかります。

さらに「助成金の説明を受けなかった」「助成金の申請がされていなかった」など助成金のトラブルも要注意です。助成金は、地方自治体ごとに制度が異なります。市区町村のホームページで確認するか、役場に相談して正確な情報を調べておきましょう。

■蓄電池への理解を深める

悪質な業者に惑わされないためには、蓄電池に関わる知識を身につけることも大切です。蓄電地のメリットだけを強調してデメリットを説明しなかったり、保障やアフターサービスについて曖昧な説明をしたりする悪質な施工業者もいます。少しでも知識があれば、施工業者が説明する内容が正しいかどうかわかるでしょう。

■複数の施工業者を比較する

悪質な施工業者とのトラブルを避けるためには、その場で契約しないことです。悪質な施工業者と契約をしたのちに、説明された内容と契約内容が違っていたと気づくケースもあります。そのため施工業者を選ぶときは、複数の施工業者から見積もりをとって比較検討しましょう。

複数の施工業者を比較することで料金が適正か、サービスに利点があるか判断できます。もしも、悪質な施工業者とトラブルが起きた場合は、消費生活センターに相談してください。契約から8日以内であれば、無条件で契約を解除できるクーリングオフが利用できるので早めに対処しましょう。

信頼できる施工業者を見極める方法を解説！

蓄電地の設置は、信頼できる施工業者に依頼するのがベストです。そこで、信頼できる施工業者を見極める方法を詳しく解説します。

■実績があるか

施工業者を選ぶときは、蓄電地の販売数や施工数、経営年数などの実績を調べておきましょう。施工実績が多ければ技術力や対応力を持っている証になるうえ、経験豊富な施工業者であれば施工のクオリティにも期待できます。加えて、蓄電池を使用した場合の的確なシミュレーション結果と詳細な見積もりを提示してくれる施工業者なら安心です。

■複数のメーカーの蓄電池の取り扱いがあるか

複数のメーカーの蓄電池を取り扱っているかもチェックしておきましょう。蓄電地はメーカーごとに価格や性能、メンテナンスの頻度など違いがあるものです。複数のメーカーの蓄電池を取り扱っている施工業者なら、さまざまな蓄電池に対応できる知識や技術があるので、購入者のニーズに合った蓄電池を提案してくれます。

■説明があるか

説明をしてくれるかどうかも、信頼できる施工業者を見極めるポイントです。蓄電池を設置する際には、施工の方法や料金、蓄電池を導入するメリット・デメリット、保障期間、アフターサービスなど購入者への説明が必要になります。しかし、説明が曖昧だったり、不充分だったりすればトラブルの原因になりかねません。きちんと説明してくれる施工業者を選びましょう。

悪質な施工業者を避けるためには、その場で契約を結ばないことが重要です。勧誘されて見積もりを受け取ったときでも、少しでも不安や疑問があるなら契約せずに見送りましょう。とくに、保障や価格、アフターサービスについて曖昧な説明をする施工業者は要注意です。本記事を参考にして悪質な施工業者を回避すると共に、信頼できる施工業者を探してください。