蓄電池はいつ交換すべき？交換のタイミングと費用について解説！

公開日:2022/12/15　　最終更新日:2022/12/05

蓄電池は、交換する必要がありますが、いつ交換するべきなのかご存知でしょうか。また、交換するには費用がかかります。この記事では、蓄電池の交換のタイミングや費用について詳しく解説します。蓄電池を長持ちさせるポイントも紹介するので、蓄電池の導入を検討している方は参考にしてみてください。

蓄電池を交換するべきタイミング
蓄電池の交換にかかる費用
蓄電池を長持ちさせるポイント
まとめ

蓄電池を交換するべきタイミング

蓄電池を導入しているが、いつ交換するべきなのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。蓄電池を交換するべきタイミングは、大きく分けて3つあります。それぞれのタイミングについて紹介します。

寿命がきたとき

蓄電池の寿命は、15年から20年程度が一般的です。メーカー保証が10年から15年程度のことがほとんどなので、目安にするとよいでしょう。蓄電池は急に使えなくなるわけではなく、徐々に性能が落ちていきます。劣化が進むことにより容量が減り、使用できる時間が短くなっていくのです。そのため、今まで通り使用しているのにもかかわらず消費が早くなったら、寿命がきたのだと判断するとよいでしょう。

充放電回数が上限に達したとき

蓄電池の充放電回数には、上限があります。0％から100％まで充電し、再度0％になったときを1回として数えます。充放電回数の上限は、何回繰り返せるかを表したものです。製品やメーカーによって上限回数は異なります。また、設置場所によっても変わってきます。設置場所の上限次第で劣化しやすくなるので注意が必要です。

故障したとき

寿命がきていない、充放電回数の上限を超えていないという場合でも、故障してしまう可能性があります。故障した際は、修理することになるでしょう。しかし、状態によっては交換が必要になる場合もあります。故障が原因で交換する場合でも、保証が利く場合もあるので事前に確認しましょう。

蓄電池の交換にかかる費用

蓄電池の交換は、費用がかかる場合とかからない場合があります。費用がかからないのは、保証期間内の場合です。無料または安い金額で交換してもらえます。蓄電池の保証期間は10年から15年程度が一般的です。

しかし、保証内容はメーカーによって異なります。無料なのか費用がかかるのか分からない場合は、メーカーに確認しましょう。費用がかかるのは、保証期間を過ぎた場合です。保証期間が過ぎると、交換費用がかかるのが一般的です。蓄電池の購入費、設置工事費、撤去処分費が必要になり、すべて自己負担となります。

交換費用の目安は、70万～250万円程度です。メーカーによって費用は異なりますが、蓄電池の設置にかかった費用から基礎工事費を引いた金額となります。蓄電池は、設置費用だけでなく交換費用もかかることを理解しておきましょう。予算に応じて、適切な製品を選択することが重要です。

蓄電池を長持ちさせるポイント

蓄電池を導入したら、少しでも長持ちさせたいと考える人がほとんどでしょう。では、長持ちさせるためには、どんなことに気を付ければよいのでしょうか。具体的なポイントをいくつか紹介するので、参考にしてみてください。

負担を軽減させる

蓄電池を長持ちさせるためには、蓄電池の負担を軽減させることがポイントです。具体的な方法として、過度な充放電を避けるようにしましょう。充電が満タンになっているのにもかかわらず充電を続けたり、0％まで放電したりすると劣化しやすくなってしまいます。蓄電池の過充電は、発火などの危険性もあるので注意しなくてはいけません。できるだけ0％まで放電しないように調整すると劣化を抑えられるでしょう。50％程度まで放電したときに、再度充電するとより負担を軽減させられます。

設置場所に注意する

蓄電池の寿命は、使い方だけでなく設置場所にも左右されます。直射日光が当たらず、換気のよい場所を設置場所に選ぶようにしましょう。高温多湿に設置してしまうと、さびなどが原因で故障してしまう可能性もあります。しかし、住宅によっては直射日光や雨を避けられない場合もあるでしょう。設置場所を選べない可能性もあります。日よけできるプレートが用意されているメーカーなどもあるので、業者に相談してみることをおすすめします。

施工品質の高い業者へ依頼する

蓄電池を設置する際に、施工品質の高い業者へ依頼することもポイントのひとつです。ただ納品と設置だけを行う業者だけでなく、設置場所を考慮してくれたり、アフターフォローが充実していたりする業者を選んだほうがよいでしょう。スペースの確保や配線工事をしっかり行ってくれることで、長持ちすることにもつながります。業者選びも慎重に行う必要があるのです。

まとめ

蓄電池は10年～15年を目安として、交換を視野に入れるようにしましょう。蓄電池の交換は保証期間を過ぎてしまうと高額になってしまいます。設置する場所や使用方法に注意しながら、交換頻度を下げられるように心がけましょう。また、安心して蓄電池を使い続けるためにも、保証サービスやアフターフォローが充実している業者に依頼することも重要です。