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蓄電池の設置場所はどこにおくべき?屋内外のどこが適切か解説!

公開日:2022/06/15  最終更新日:2023/03/03


出雲で蓄電池の設置を考えている方、蓄電池の設置について条件があるのをご存じでしょうか。蓄電池は大きく分けて屋外用と屋内用があります。不適切な場所に設置してしまうと、故障や早期劣化の原因にもなるので、慎重に検討したいところです。この記事では、蓄電池の適切な設置場所を屋内外に分けて解説します。

蓄電池はどこに設置すべき?

蓄電池の設置場所は、機器ごとに屋内設置用と屋外設置用、屋内外兼用のタイプに分類されます。メーカーによって設置場所や設置条件が指定されているため、取扱説明書をよく確認し設置しましょう。ある程度のサイズがあるため、設置場所は大きめに確保する必要があります。

また、定期的なメンテナンスが必要になるので、大きめの作業スペースが必要です。設置場所は火災の被害を受けにくい場所にするのが基本となるので、キッチンの近くに設置することは避けましょう。

家庭用蓄電池の設置場所はどこにおくべき?屋内外のどこが適切か解説

メリット・デメリット

蓄電池のメリットとして挙げられるのは、電気代を大幅に節約できるところです。4~5kwhの蓄電池では、年間3~4万円ほど節約することができます。

貯めておいた電力は災害などの非常時にも使えるので、万が一の時にも役立つのが魅力です。別のメリットとしては、電気自動車との連携可能な点があげられます。運転するにはかなりの電力がかかりますが、蓄電池があれば日中停車するだけで必要な電気をまかなうことができます。

一方、デメリットとして挙げられるのは初期費用の高さです。一般的な蓄電池には、100~200万円ほどかかります。消費電力を長期的に節約できるものの、初期費用の高さは大きなデメリットといえるでしょう。

また、別のデメリットとしては蓄電できる容量に限界があるところです。サイズが小さいポータブルタイプのものだと、非常時に使い続けることが難しくなります。さらに、蓄電池は時間がたつにつれて劣化が進み、蓄電量が少しずつ減っていくのもデメリット。蓄電池を購入する際には、使用頻度と価格のバランスを考えるようにしてください。

蓄電池の重さと大きさ

蓄電池はサイズの小さいものから大きいものまでさまざまです。そのため、設置にはある程度のスペースが必要になります。ここでは、蓄電池で代表的なメーカーを比較表にしてまとめました。

メーカー サイズ(幅×高さ×奥行) 重さ 容量 型番
シャープ 500mm×605mm×360mm 約77kg 4.2kwh JH-WB1621
パナソニック 250mm×649mm×626mm 約68kg 5.6kwh LJ-SF50B
京セラ 530mm×650mm×266mm 約54kg 3.2kwh EGS-LM0320
オムロン 490mm×847mm×147mm 約65kg 6.5kwh KP-BU65B-S
伊藤忠商事 762mm×1145mm×440mm 約195kg 9.8kwh LL3098HOS

この表から見ると、蓄電池の容量とサイズは比例していることが分かりました。一般的な蓄電池にはそれなりのスペースが必要になります。蓄電池を選ぶ際には、値段とサイズを意識すると失敗のリスクを大きく減らせるでしょう。

蓄電池を屋外に設置する場合

屋外に設置する場合について解説します。まず設置場所を確保しましょう。屋外型の場合はエアコンの室外機を縦に2つ重ねた場合よりも大きいくらいの空間を確保するのが基本です。また、屋外型は重量が重い場合が多く、基礎に影響を与える場合があるので、業者に確認依頼をすることが求められる場合もあります。

また蓄電池の配線が必要であり、業者に電気工事を依頼することになるでしょう。取扱説明書に記載されたサイズ、重量、必要となる電気配線などを確認し、設置場所の確保を行いましょう。蓄電池は高温状態に弱いため、直射日光の当たらない場所である家の北側に設置しましょう。北側が難しい場合は南以外の日陰に設置することが望ましいです。

また低温状態にも弱いため、寒冷地などは設置場所に注意が必要です。雨が直接当たらないこと、結露しない場所であることを考慮する必要もあります。ある程度の防水装備を持った製品がほとんどですが、劣化を防ぐために覆いがあると理想的です。

そのほか、1,500mを越える標高の場所には設置不可であること、塩害地域ではないこと、粉塵が多くないこと、高圧電線やトランス付近ではないこと、積雪の多い場所は雪に接しないことなど、設置不可の場所は多いので確認しておきましょう。

蓄電池を屋内に設置する場合

屋内に設置する場合について解説します。搬入できること、設置工事を行うことができるスペースが確保できることをまず確認しましょう。屋外型ほどではありませんが、蓄電池はある程度の重量があるので、設置場所の床が主さに耐えられない脆弱なものである場合は設置できません。分電盤など、使用したい機器に近い場所に設置することが前提となります。

設置場所は住環境に影響がないかも考えて設置する必要があります。蓄電池はわずかに音を発するため、静かな環境が必要となる寝室には設置しないほうがよいでしょう。また、高温に弱いため、キッチンや直射日光の当たる場所を避ける必要があります。劣化の原因になるため、高温多湿の場所に設置することも厳禁です。かならず風通しのよい場所に置きましょう。

蓄電池を不適切な場所に設置するリスク

不適切な場所に蓄電池を設置してしまうと、さまざまなリスクが発生します。そのリスクは屋内型に比べ悪条件である屋外型において顕著に見られます。

不適切な設置工事を行うリスク

屋外型の蓄電池は重量が重い場合が多く、一般的に70kgから250kgであることが多いです。不適切な場所に設置した場合、建物の基礎がダメージを受けるリスクがあります。設置場所は細心の注意をはらうことが求められます。

よって、蓄電池の設置は誰でも実施できるものではありません。蓄電池メーカーが発行する施工IDを取得している業者に依頼すると安心です。施工IDとは、蓄電池を取り扱う知識や技能を保有していることを証明するもので、蓄電池のプロフェッショナルの証明でもあります。設置場所を決め、基礎を作り、配線工事も同時に行うことができます。不具合につながるリスクがあるため、屋外型の蓄電池の設置は施工IDを取得している業者に相談するとよいでしょう。

劣悪な環境に置かれるリスク

蓄電池は設置される環境によっては劣化、故障につながります。蓄電池は一般的に、高温状態に弱いとされています。蓄電池はモバイル機器のバッテリーと同じく、リチウムイオン電池が主流です。リチウムイオン電池は高温にさらされると、内部から酸素を含んだガスが発生し、ショートによる火花や高温状態をきっかけとして発火や爆発につながることがあります。そのため、直射日光の当たらない場所であることや、火気の近くは避けることが望ましいとされているのです。

低温状態にも注意が必要です。極端な低温では機器の内部で内部結露が起こり、故障の原因となります。そのほか故障や劣化を避けるため、塩害地域ではないこと、積雪の多い場所は雪に接しないことなど、劣悪な環境にさらされることがないように設置場所は熟慮する必要があるのです。

 

蓄電池の設置場所の条件と不適切な場所に設置した場合のリスクについて確認しました。蓄電池は屋外型と屋内型があり、それぞれサイズや重さ、設置条件が異なっているため、取扱説明書を確認して設置しましょう。不適切な場所に設置してしまうと、故障や早期劣化の原因にもなるので、設置の際は蓄電池のプロフェッショナルである施工IDを取得している業者に依頼すると安心です。出雲で蓄電池の設置を考えている方、蓄電池は仕様をよく確認して設置するように心がけましょう。

【出雲市】おすすめの蓄電池業者ランキングTOP5!

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